-事例紹介-
労働審判について
- 弁護士 小笠原里夏(2017.07.11作成)
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2017年4月から浜松支部でも労働審判手続が実施されています。
労働審判手続は、事業主と労働者との間での解雇や賃金不払いといったトラブルに対して、審判官(裁判官)と労働関係の専門家2名が審理をし、原則として3回以内の期日で終結させる手続です。終結のパターンとしては、「調停成立」と「労働審判」とがあります。
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成年後見制度について
- 弁護士 阿部卓実(2015.12.28作成)
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成年後見制度とは,認知症,知的障害,精神障害などによって判断能力が十分ではない方を保護するための制度です。
例えば,おじいさんが亡くなって,遺産分割をしなければならないのに,相続人であるおばあさんに全く判断能力がない場合,遺産分割ができません。このような場合に,おばあさんの代わりに判断をしてくれる成年後見人を裁判所に選任してもらうわけです。
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交通事故について
- 弁護士 岡本英次(2015.9.15作成)
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交通事故の被害に遭われた方で,賠償額が大幅に増加した次のようなケースがありました。
その方は,車で走行していた際に,センターラインをはみ出してきた対向車に正面衝突され,腕や股関節,足など多数箇所を骨折するという怪我を負いました。
治療の結果,依頼者の方の肩関節や両足には機能障害が残ることになり,これらは後遺障害等級第7級に該当すると認定されました。
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Q&A・労働相談あれこれ(年次有給休暇編)
- 弁護士 塩沢忠和(2015.7.21作成)
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私の経験などをもとに、Q&Aを作成しました。まずは「年次有給休暇編」です。今後随時、身近な問題で「解雇編」「賃金未払編」などを紹介していく予定です。
Q1.「うちの会社には年次有給休暇の制度はない」と言われました。
Q2.パートタイマーでも年次有給休暇は取れるのでしょうか。
Q3.ウソの理由で年次有給休暇を取得したことが会社に知られてしまいました。
Q4.「年次有給休暇を取るのはいいが、今月は忙しいので来月にしてくれ」と言われました。
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新採教諭の過労自殺事件
- 弁護士 小笠原里夏(2014.7.11作成)
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これまでに担当した労働事件の中で大変印象深かった、新採女性教諭Kさんの過労自殺事件を紹介します。
2004年4月に静岡県の小学校教諭として新規採用されたKさん(当時24歳)。希望にあふれて教職についたそのわずか6か月で焼身自殺をしました。
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浜松基地自衛官人権裁判
- 弁護士 塩沢忠和(2012.9.6作成)
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今、学校でのいじめによる自殺問題が社会的に大きな問題になっていますが、実は今、自衛官の自殺が後を絶たない状況が続いています。航空自衛隊浜松基地で29歳の隊員(当時三等空曹)が先輩隊員のいじめ(パワハラ)によって自殺に追い込まれた事件の発生は、2005年でしたが、この年の全国の隊員自殺者は100人を超えていました。
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